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なぜなにコラム
遺伝子操作でデング熱から身を守る? 2015/08/06
海外の企業が遺伝子操作されたある"蚊"を生み出し、デング熱の感染を抑えようと計画している、
というニュースをご存じですか?


計画を企てているのは英のバイオテック企業Oxitec社。
この会社が生み出した蚊とメスが交尾し、生まれた幼虫は蚊に成長する前に死滅してしまうのだとか。。


すでに実験は行われているそうで、ブラジル・ジュアゼイロ州で6ヵ月間にわたり実験が行われていますが
ブラジルのデング熱被害はひどいようです。


"2015年1月ブラジルにおけるデング熱の感染者数はサンパウロ州だけで17,612人。 前年度とくらべて8倍以上に増加したと言われている"
-【賛否両論】遺伝子操作された「蚊」で、デング熱を撲滅する計画
そしてこの実験の結果、蚊の生息数を95%減少させた事例が発表されているのだとか。

昨年の日本国内全体で160名ですから、日本から見たらサンパウロ州だけでもかなり深刻と言えますし、
それと同時にこの実験の効果は目を見張るものがありますね。もしかしたら多くの人を救える実験かもしれません。
参考URL:(-デング熱の国内感染事例の発生状況について 平成26年10月31日11:00時現在  厚生労働省)


ですが、遺伝子操作をすることに対して不安視する声も。


"デング熱の対応策としては大きな効果が見込めそうだが、この計画には反対意見も多い。
"フロリダはデング熱による感染者数も落ち着きを見せており、
既存の対応策が機能していることを指摘する声や、第三者機関による実験の効果や安全性の検証がなされていないこと、
また遺伝子操作された蚊による、他の自然動物への影響を危惧する意見もある。"


こちらは反対の声が寄せられているサイトの画面をキャプチャしたものです。

反対の声が寄せられているサイトの画面をキャプチャ
(フロリダキーズに遺伝子組み替えの蚊を放つのは反対!)
2015/08/06時点で158,442人の賛同者が集まっています。
参照URL:Say No to Genetically Modified Mosquitoes Release in the Florida Keys

効果が著しいとはいえ、遺伝子操作を行うことで生物や生体ピラミッドに影響は出ないのか、
はたして本当に安全なのか、多くの人が心配していますが
一方で科学者たちの見解は、一般人よりもずっと前向きなようです。

"「私は科学的には問題ないと思っています。"GM蚊"は、確実に蚊を殺すことができるでしょう。
しかし、遺伝子組み換えの抱える頭の痛い課題は、一般の人々の理解にあります。
もしも、ネガティブな印象を持たれてしまえば、それを無視して先に進むことはできないのですから」"

-【賛否両論】遺伝子操作された「蚊」で、デング熱を撲滅する計画


この研究が今後どのように動いていくのか、注目が集まりますね。
何か進展があればまたコラムに掲載しようと思います。

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